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【受講後アンケート&結果】12.05医療介護専門職研修「老健の立場から見た医療介護連携について」
12.11感染症研修会「新型コロナのアップデートと冬季感染症の課題」 実施要項
12月11日に山藤栄一郎先生をお迎えし、感染症対策多職種連携研修会を行います。
新型コロナ感染者は断続的に発生しており、特に高齢者は重症になりやすい傾向にあります。ワクチン接種を1年以上してない方が多く、重症化予防がされていないためと思われます。ワクチン接種が進まない理由に、自己負担となったことがあげられますが、ワクチンに関しての不確実な情報が不安を与えていることもあるようです。
インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎も増えてきており、冬季は感染症にかかりやすい時期として特に気を付けるなければならない時期です。
感染症の専門医である、山藤先生をお迎えし、今年の冬の感染症の動向をお伺いします。
研修会への参加申込
要 項
研修名:令和6年度感染症対策多職種連携研修会~新型コロナのアップデートと溶連菌感染症~
講 師:山藤 栄一郎 先生( 福島県立医科大学 総合内科・臨床感染症学講座 教授 )
日 時:令和6年7月23日(火)19:00~20:30
会 場:オンライン研修 ZOOM・YouTube限定ライブ配信
参加申込:上記のリンク又はチラシQRコードからお申込みください。
日本医師会生涯教育制度対象研修(1.0単位)
【カリキュラムコード】 8・感染対策
「外来感染症対策向上加算」算定対象研修会
共催:伊達さぽ(伊達地方在宅医療介護連携支援センター)/伊達医師会
企画:地域包括ケアを支える伊達ネットワーク委員会
【受講後アンケート&結果】10.29在宅緩和ケア研修会「ACP(アドバンス・ケア・プラインイング)と意思決定支援」
【動画公開しました。】9.26医療介護専門職研修「介護現場におけるケアマネジメント・ケアプランの共有と連携」
9月29日に行いました、医療介護専門職研修「介護現場におけるケアマネジメント・ケアプランの共有と連携」の研修の様子を記録した、動画をYouTubeで一般公開しております。講師の貝沼先生のご厚意により実現できたものです。
事業所研修や自己研鑽でご自由にお使いいただけますので、ぜひご利用ください。
【受講後アンケート&結果】09.26介護現場におけるケアマネジメント・ケアプランの共有と連携
9.26医療介護専門職研修「介護現場におけるケアマネジメント・ケアプランの共有と連携」 実施要項
9/18現在、この研修会に対して伊達市・川俣町・桑折町・国見町の各自治体より後援を受けることができました。公的支援を受けた研修会として安心してご利用いただけます。
9月26日に介護のケアマネジメントをテーマとした医療・介護専門職研修を行います。この研修では、ケアプランをどのようにして多職種間で共有し、連携した介護ケアを行っているのか、施設管理者として長く介護マネジメントに携わってきた、主任介護支援専門員の実体験を元に説明させていただきます。多職種連携という点で、介護のみならずチーム医療や多職種協働のヒントとなる研修にしたいと思います。
参加申込
要 項
研修名:医療・介護専門職研修「介護現場におけるケアマネジメント・ケアプランの共有と連携」
講 師:貝沼 勝敏 先生( 伊達すりかみ荘施設長、主任介護支援専門員 )
日 時:令和6年9月26日(水)19:00~20:00
会 場:ZOOM・YouTubeによるオンライン研修
参加申込:上記の参加申込リンク又はチラシQRコードからお申込みください。
主 催:地域包括ケアを支える伊達ネットワーク委員会
後 援:伊達市・川俣町・桑折町・国見町
画像クリックでPDFチラシダウンロード
8.28多職種連携精神疾患研修会「適応障害・うつ病・ADHD、その症状と対処法」 要項
メンタルヘルスとしてよく相談を受けるのは、適応反応症(適応障害)、うつ病、ADHDです。患者さん・利用者様への対応として難しいケースとなってしまうことも多いようです。また職場のメンタルヘルスとしても、職員の方が上記疾患を抱えると業務に影響が出てしまう場合もあるようです。今回の研修会では、上記疾患を取り上げ、その疾患の性質と対策のヒントなるような研修会とします。
研修会への参加申込
要 項
研修名:令和6年度多職種連携精神疾患研修会~適応障害・うつ病・ADHD、その症状と対処法~
講 師:後藤 大介 先生( 会津こころと脳のクリニック 院長 )
日 時:令和6年8月28日(火)19:00~20:30
会 場:オンライン研修 ZOOM・YouTube限定ライブ配信
参加申込:上記のリンク又はチラシQRコードからお申込みください。
日本医師会生涯教育制度対象研修(1.0単位)
【カリキュラムコード】 68・精神科領域の救急
共催:地域包括ケアを支える伊達ネットワーク委員会/伊達医師会
後援:伊達市・川俣町・桑折町・国見町
※ 画像クリックでPDFチラシダウンロード
7.23感染症研修会「コロナ・溶連菌」Q&A
7.23感染症対策多職種連携研修会~新型コロナのアップデートと溶連菌感染症~では、沢山の専門職の方々にご参加いただきました。当日の参加は、ZOOMアクセス数85件、YouTube視聴回数151件 合計236件の参加となっています。また、受講後アンケートにも、50件の回答が寄せられました。
受講後アンケートで、講師先生の質問が寄せられておりました。山藤先生より回答をお預かりしていますので、この場で返答させていただきます。
Q補足:(研修会での質問)新型コロナによる認知機能低下はどのようなメカニズムで起きるのか?
A補足:新型コロナによるIQ低下について、メカニズムはよく分かっていないと申しあげてしまいましたが、Long COVIDに関連する認知機能低下(海馬反応や記憶の低下)につきましては、持続感染に伴う末梢のセロトニン欠乏と関連するという報告があることを前回の研修会で申しあげました。(Cell2023;186(22):4851-4867)
また、血液脳関門が破壊されるという報告(Nat Neurosci 2024;27:421–432)や、間接的にサイトカインが脳に影響を与える可能性(Cell.2022;185(14):2452-2468)も報告されております。また、ウイルス持続感染に伴う、スパイクタンパクによる神経への影響やアルツハイマーの増悪なども報告されております。そのため、主にウイルス持続感染に伴う様々な影響によって認知機能低下が起きると考えられる、と回答すべきでありましたが、回復した軽症例や再感染例でのIQ低下がウイルス持続感染と関連するのか自信がなく、よくわからないとお答えしてしまったのですが、回答として不適切であったため上記を補足させていただきます。
Q1:コロナワクチン接種の年代別の効果な接種期間(間隔)
A1:どれくらいの間隔で接種するのが適切なのかは、よくわかっていません。接種者の年齢や重症化リスク、コロナへの感染、変異株の特徴などによっても変わってくると思います。
重症化を予防する、という点では、高齢者は最終接種から半年以上すると重症化予防効果が落ちてきます(BMJ 2022 ; 379)ので、これまで半年以降に1回接種してきました。現在、新型コロナは夏と冬に2回大きな流行があるため、高齢者への接種回数を1年に1回としたときに、(1回で十分なのかどうかに加え)どの時期に接種するのが最適なのかなどは今後検討すべき課題であると思います。非高齢者かつ重症化リスクの低い人にとっては、重症化予防効果、感染予防効果について、免疫や変異株の状況などを鑑みて接種を検討することになるため、現時点で間隔については(最低3回接種していれば)個別性が高いと考えております。
Q2:屋外でマスクして、暑くて息苦しいときは、両手間隔の距離=ソーシャルディスタンスを確保できるならば、マスクを外しても大丈夫ですか?
A2: 空気が流れている屋外であれば、至近距離での会話でない限り、マスクを着用せずとも感染リスクは低いと考えられます。
ただし例外的に、屋外夜市のような、湿度が非常に高く人々が密集していて、さらに空気の流れが停滞している場所では、屋外であっても大規模クラスターの発生が報告されています(Front Public Health. 2023; 11: 1153303.)。
Q3: 今後予想されるコロナ感染症の経過(3年後、10年後)
A3:わかりかねます。ウイルス自体がなくなることはないと思いますが、英国や米国で報告されているような、長期病欠者の増加などの社会的影響が日本で大きくならないことを願っております。
Q4:ペニシリン系の抗菌剤が手に入らない、セフェム系抗生物質が手に入らいない状況で、溶連菌感染症に感染してしまったらどうすればよいのでしょうか?
A4:溶連菌に対して、第一選択となるペニシリン系やセフェム系が使用できない場合、日本のA群溶連菌はマクロライド耐性が多いため(4割以上が耐性, J Infect Chemother. 2016;22(11):727-732.)、代替薬はクリンダマイシンをおすすめします。
Q5:介護施設で働いているものです。
①出席、出勤停止の基準がない感染症(特に溶連菌)に職員が罹患した際、抗生剤投与後24時間経過後の出勤で構わないでしょうか?介護施設では高齢者への感染を考慮して少し延ばした方がよろしいですか?
②介護施設(デイサービス)での入浴介助時のマスク着用について。現在不織布マスクを着用し介助していますが、夏場はかなり過酷で外して介助する事を検討しています。どのような点に注意すればよいか教えて頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
A5:お答えいたします。
①大多数の感染者で、「適切な抗菌薬」の治療を開始後24時間経過すると、感染性は失われます(Pediatrics. 1993;91(6):1166-70.)。ただし、マクロライド系は日本では耐性が多く、適切ではない可能性があります(J Infect Chemother. 2016;22(11):727-732)のでご注意ください。
②お互いマスクなしの状況での会話は、流行時の感染リスクは相対的に高いと考えられます。なお、医療従事者が利用者に感染させない、という点では布マスクでも効果が期待できます(eBioMedicine 2024;▪: 105157.)。 ただし、医療従事者が感染しないようにする、という点では布マスクでは不十分です。